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一期一会

  1. 2010/03/06(Sat)
  2. | コメント:1
  3. | トラックバック:0

人もお酒も一期一会
またBarも一期一会の場であるような気がします

さて今夜の一杯は

不運な事から世に出てきた伝説的なラム

バルデスピノ社
レジェンド オブ キューバンラム プレ1962

<輸入元 ジャパンインポートからのキューバンラムにまつわるお話>~
人生がそうであるように、酒とは出会いである。私にとってそんな想いにしみじみと浸れるのがこの酒だ。『レジェンド オブ キューバンラム』。
このラムは、1940~50年代にキューバで蒸留された後に樽詰めで海を渡り、スペインへ運ばれ名門一族の酒蔵において、ソレラ・システムで熟成されたものである。
そこで登場する人物がミゲル・バルデスピノ。バルデスピノ家は、創業1340年 まで遡るシェリー酒の名門。家族経営によって、代々受け継いできた看板を守る彼に突然不幸が襲った。大切な息子は病床の身に、そして地元のパレードの女王に選ばれたほどの美人であった愛娘を交通事故で失ってしまう。
私がはじめて彼のボデガ(酒蔵)を訪ねたのは今から8年前。そこは、まるで博物館であった。樹齢百年のブドウの樹や19世紀から使っている足踏み式の手動式 ラベルマシーン、そして戦前の銀行の窓口を想わせる堂々たる造りの受渡し場所、目の前がタイムスリップした気分だった。もっと驚いたのは、彼が所有する古酒の コレクション。特にシェリーやブランデーの膨大な数に観るだけで酔わされた。歴史の重みを肌で感じた。
「そこに行ったら最後にラムが振る舞われるから、飲まないときっと後悔するわよ。今では絶対手に入らないキューバ産のすごい古酒だから」。
ほぼ一日がかりで広大な畑やいくつかあるボデカを案内してもらって、そのまま帰ろうとした時、シェリー酒の評論家である明比淑子さんの言葉を思い出した。「ラムを飲ませてください」。ちょうどボデガの入り口に樽が2つあった。
飲んだ瞬間に・・・まいった。その優雅なアロマは、コニャックのよう。
我慢ができず、このラムを分けてほしいと彼に頼んだのだが・・・「これはとても珍しいもので僕の宝物、このボデガを訪れた人だけにしか飲ませないし、売り物ではない」。
それから数年後、彼はその膨大な古酒とともに会社を売り払った。二人の子供の数奇な運命が、彼から、名門としての誇りも、仕事への情熱をも奪い去ったのかもしれない。
結局新しいオーナーにラムの件をお願いしたところ、門外不出のこの酒をようやく手にすることができた。このラムは、1962年の革命以前のキューバがアメリカの資本主義にどっぷりとつかり、豊かさを謳歌していた時代の空気を感じさせる。今日のような社会主義の統制経済のもとでは生まれるはずもない、贅沢で華やかな味わい。そしてミゲル氏が会社を手放さなかったら、この世に出ることもなかったであろう、貴重なコレクション。
彼のボデガは今、更地になっているという。失われてしまった時間が、すべてそこに詰まっている。まさしく “伝説のラム”である。

1回に瓶詰めされるのはわずか300本ほど。
それは残り少ない古酒の樽をソレラで神経を使い管理してボトリングされるからです。

シガーとの相性も良いのですが

数奇な運命をたどった
珠玉の一杯是非ストレートでじっくりと如何でしょうか

<<久々に入荷しました | ホーム | 掲載されました>>

コメント

悲しすぎて…切ないお話。

  1. 2010/03/07(Sun) 16:27:57 |
  2. URL |
  3. メィ。 #-
  4. [ 編集]

ミゲル氏はその後どんな日々を過ごしたのでしょ~か?…自分の全てを喪い、手放して…素敵なお酒が世に出るのは嬉しいことだけど、そのラムのそそがれたグラスを目の前にしたら… 胸が詰まってしまいそう…ここに来るまでどんな運命をたどってきたのか… 味わいたいです、そのラム…今度、ぜひ!! 素敵なバーテンダーさん、 ・・・

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